8月31日 2学期が始まりました

 2学期が始まりました。始業式での代表児童の話を聞くと、文化祭や南の風音楽会に向けてがんばろうと決意している子が多かったです。中には、2学期学習する内容から、漢字や計算といった学習に目を向けている児童も多かったです。
 PTA幹事団の運営で、『学校に泊まろう!!2015』が8月22日(土)23日(日)と開催されました。スイカ割り、花火大会、肝試しとどれも思い出深いイベントになりました。6年生にとっては、夏休みのいい思い出になりました。2015-08-22 tomarouhanabi 016 2015-08-28 shigyo 014

 

思いやりのある子に(7月学校だより巻頭言)

 水泳指導がはじまり、大きな歓声がプールから聞こえてきます。
 梅雨時ですが、天候に恵まれ、3・4年生の弥彦山登山や5年生の妙高自然体験も全員が参加して、有意義な活動ができました。弥彦山登山後に、4年生のA子さんが次のようにボランティアのSさんにお礼の手紙を書いていました。
 「わたしは、やひこ山がきらいです。でも,Sさんのおかげで上り下りができました。私一人ではできないので、登りもSさん、下りもSさんで本当に助かりました。そのとき、私は一人でやってみたら、できました。それもSさんのおかげです。Sさん、本当にありがとうございました。あと、校長先生も、励ましてくださり本当にありがとうございました。(B子さんもありがとうございます)」
 A子さんは、高いところや急なところが苦手なようです。話を聞いてみると、学校の階段でも下りるときは怖いそうです。
 文の中にあるそのときとは、下りになれてきた頃だと思います。下りは、一番最後になり、Sさんから、手を引いてもらったり、いろいろなアドバイスを受けたりしながら下りました。アドバイスには、汚れてもいいから怖ければ手をつくこと、鎖は捕まってもいいが、トラロープは危ないので捕まらないこと、段差の落差の低い方を歩くことなどです。
 それらの、アドバイスを受けながら自分で考え,途中からは手を引いてもらうことを断り、自分で下りようとがんばっていました。 さらに、B子さんが一緒にいてくれたのも心強かったようです。無事に下山すると、後半グループのみんなが待っていました。
 A子さんは、家族となら弥彦山登山に参加しなかったと話していました。みんなが登るから自分も挑戦しないといけないと家族の人に諭されたようです。子どもは、自分ができるようになったことやがんばったことを認めてもらいたい気持ちがあります。逆に、相手が自分より弱い立場だったり、気に入らなかったりすると、からかったり冷やかしたりすることがあります。私が出会った子どもたちにも、ノートにいたずら書きをしたり、心ない手紙を書いたりした子がいました。自分がおもしろくないと、相手をかまわず、いたずらしたり嫌がらせをしたいりします。
 したことは、力関係が逆転すると仕返しが待っています。誰がやったか分からなかったとしても、本人の心に暗い影を落とし、さらにエスカレートしていきます。したことは、され返される。仲間の悩みや苦しみを感じ、励まし勇気づければ、自分が苦しんだり、悩んだりしたときに必ず助けてくれる友達が出てきます。A子さんのお礼の手紙から感謝の気持ちが溢れていました。感謝の気持ちは思いやりの芽になります。、
 自分の行動が、相手を傷づけるのか、励まし勇気づけるのか。子どもたちの行動を全職員で見守っていきたいと思います。

子どもの心に寄り添うとは(6月学校だより巻頭言)

 五月晴れの中、大運動会を行うことができました。当日は、たくさんの来賓や保護者・地域の方々から応援に来ていただきありがとうございました。開会式では、次の3つのことを子どもたちに話しました。

○  大きな声を出す ○ きびきびと動く ○ 自分で考え、行動する

 期待通り、子どもたちは広いグランドを駆け抜けていました。また、閉会式後の応援団に対する全校児童の感謝のエールもすばらしかったです。この経験をこれからの学校生活でも生かしてほしいと願っています。

 さて、学校の中では、毎日のようにドラマがあります。けんかも起こります。ときには、取っ組み合いのけんかもあります。そんなとき、大人はどっちが悪いかを判断し、乱暴な方に、「あやまりなさい」と言います。

 しかし、子どもを教育するという立場で考えると、自分の行為を見つめさせ、何がわるかったのか、どのように振り返ればよかったのかを考えさせることが大切です。そのときに、子どもの気持ちに寄り添うことが何より大事です。また、それはとても難しいことです。

 私が6年生担任の時、次のようなことがありました。佐渡の修学旅行が無事に終わり、子どもを帰宅させたところ、A子の母親が顔面蒼白にして、「先生、修学旅行で何があったのですか。娘は、友達に無視されたと大泣きです」と話されました。私の目には、仲良く遊んでいた姿があったので、意外な話でした。翌日、無視したと思われる子どもを呼んで話を聞きました。

 そのときに、「なぜ、無視をしたのか」と聞けば、その子は固まってしまったと思います。私は、日頃の子どもたちの様子から、次のように話しました。「B子さんも、我慢していたんだよな。」と。すると、目には涙があふれ、大粒の涙をぽろぽろ流し出しました。自分勝手なところがあるA子に対して、仲良くしなければと振る舞っていたB子に、自然に無視した態度があったのかもしれません。

 高学年になると、子どもはやってはいけないことは分かります。しかし、感情を押さえきれないのです。その感情を、じっくりと聞き、はき出させることが心に寄り添うことだと考えています。私たち教師は裁判官ではありません。どちらも大事な子どもなのです。

 感情が高ぶっているときに、「なぜ。」と聞かれても、うまくは応えられないのが子どもです。大人でもそうです。時間をおいたり、自分の気持ちを書かせたりすることも大事です。子どもは自分の気持ちを受け止めてもらえたら、素直になり、謝ることができるのです。そんなときは、「あっ、気持ちが通じたな。」「またひとつ、ドラマが生まれたな」と感じ、教師冥利に尽きる瞬間です。

子どものなぜに耳を傾けるゆとりを(5月学校だより巻頭言)

 みなみ親水公園にたくさんの鯉のぼりが泳ぎ、さわやかな季節を迎えました。夕方、帰宅する際に見上げた空には、上弦の三日月が輝いていました。1年生も少しずつ学校に慣れ、毎日明るい笑顔であいさつをしています。目と目が合い、笑顔であいさつされると、今日もがんばろうと気合いが入ります。

 さて、みなさんは低学年の子どもに、「お月様はいくつあるの?」と聞かれたらどのように答えますか。ある校長先生から、同じ質問をされたことがあります。私たちは、学習をとおして地球が太陽の周りを回っていることや1つの月が地球の周りを回っていることを知識として知っています。そんなときに、「お月様はひとつにきまっているでしょ。」と答えたくなります。また、大人は、知っていることを教えたくなります。ときには、忙しいとだめ押しのように「そんなのは、あたりまえでしょ。」と、言いたくなります。

 しかし、なぜ子どもは「お月様はいくつあるの?」と聞いてきたのでしょうお月様は、満月に姿を変えたり、半月や三日月に形を変えたりするので、お月様はいくつあるのか不思議に思ったそうです。こんな豊かな感性をもった子どもたちです。子どもの感じる世界は、不思議でいっぱいです。このときに、ゆったりと子どもの声に耳を傾け、「あなたは、どうしてそう思うの」「お月様のことよく見ているね」と聞いてあげられたらと思います。

 その効果は、学習意欲を高めるだけでなく、豊かな心と心の絆を育てます。

 PTA総会でも、お話ししましたように、子どもたちの話に耳を傾け、豊かな心を育てていきたいと考えています。